海外に旅行や出張で来て、不安なことのひとつに「言葉」があると思います。
英語が世界共通語とはいえ、自分の英語レベルに自信がない人もいれば、地域により、現地の人があまり英語が得意でない場合もあります。
そういうとき、現地の言葉を最低限知っておけば、何かと安心なもの。
ここでは、旅行や出張のときに使えそうな、ラオス語の基本表現をまとめてみました。
こちらも参考になるかも。
ラオスでは英語があまり通じない
ラオスの公用語は、ラオス語です。
最近でこそ、英語に力を入れている若い人も多いですが、それでもまだ、一般的には英語があまり通じません。
観光地や、外国人の来るようなレストランやホテルはまだしも、普通の商店やトゥクトゥク(三輪タクシー)を利用するときには、全然通じなくて困った、というような話も聞きます。
私もラオスに住んでいて、日常で英語を使うことは、ほぼ全くというほどありません。
英語が通じないなら、現地の言葉である「ラオス語」を使うしかない。
簡単な単語なら、Google翻訳や辞書でなんとか調べられますが、言い回しとなると、なかなか難しい。
そこで、ここでは、「これは何て言うの?」と実際に人から聞かれた言い回しや、知っておいたら便利なんじゃないか、と思う表現を紹介していきます。
ちなみに、日本語ーラオス語辞書として、Techan-Net Training Centerの「日本語・ラオス語辞典」というのがあります。
アプリもあるので、ラオスにある程度長くいる予定の人は、インストールしておくと便利だと思いますよ!
こんにちは・ありがとう・さようなら
基本中の基本。挨拶ですね。
こんにちは(時間帯問わず)
サバイディー
ສະບາຍດີ
ありがとう
コープチャイ
ຂອບໃຈ
また、辞書にのっているような「さようなら」という言葉は、普通使いません。
代わりに、次のような言い方をします。
すぐにまた会いそうな人には:
お先に
カップ・コーン・ドゥ―
ກັບກ່ອນເດີ້
相手が先に帰るときは、相手が「お先に」と言うと思うので、
「はーい:チャオ ເຈົ້າ」と返事しておけばいいです。
しばらく会わなそうな人には:
幸運を
ソーク・ディー・ドゥ―
ຊອກດີເດີ້
相手から「幸運を」って言われたら、「幸運を」って返すか、「ありがとう:コープチャイ」と返事しましょう。
~へ行く・~へ迎えにくる
タクシーはまだしも、トゥクトゥク(三輪タクシー)のドライバーは、拾う場所によって英語ができないこともあります。
基本の行くは「パイ ໄປ」
来るは「マー ມາ」
場所にの前につく前置詞のような言葉に「ユー ຢູ່」があります。
例1:日本大使館へ行きます
パイ・サターントゥート・ニープン
ໄປສະຖານທູດຍີ່ປຸ່ນ
サターントゥート=大使館、ニープン=日本
このように、パイ=行くの後に、場所の名前を続ければOKです。
もしいくつか行く場所があるなら、順番を表す言葉をつけます。
例2:先に空港へ行きます
パイ・サナーム・ビン・コーン
ໄປສະໜາມບິນກ່ອນ
サナーム・ビン=空港、コーン=先に
例3:その後、ホテルへ行きます
ランチャーク・ナン・パイ・ホーンヘーム
ຫຼັງຈາກນັ້ນໄປໂຮງແຮມ
ランチャーク=後、ナン=その
車などでの迎えを頼む、という場合、
「ハップ」
という言葉を使います。
例3:シティイン・ホテルに迎えにきてください
マー・ハップ・ユー・シティーイン・ダイボー
ມາຮັບຢູ່ຊີທີອິນໄດ້ບໍ່
マー=来る、ハップ=迎えに、ユー=~に
ダイボー=いいですか(許可を求める言い方)
もし、「迎えに行く」なら
「パイ・ハップ」
となります。
例4:空港へボスを迎えに行く
パイ・ハップ・フアナー・ユー・サナーム・ビン
ໄປຮັບຫົວໜ້າຢູ່ສະໜາມບິນ
フアナー=ボス、上司
~をください
ホテルやお店で、何か必要なものがあるとき。
~がほしい=「アオ」
と言います。
何気によく使う言葉です。
実物が目の前にあるときなら、
これがほしい
アオ・ニー
ເອົານີ້
アオ:いる・もらう。ニー=これ。
「ニー」の部分をほしいものに変えれば、何にでも使えます。
例1:レストランでビールを頼むとき
ビールください
アオ・ビア
ເອົາເບຍ
ビール2本ください
アオ・ビア・ソーン・ケオ
ເອົາເບຍສອງແກ້ວ
ビア=ビール、ソーン=2、ケオ=本。
例2:タオルをもらっていいですか
アオ・パーセット・ダイボー
ເອົາຜ້າເຊັດໄດ້ບໍ່
ダイボー=いいですか(許可を求める言い方)
例3:領収書ください
アオ・ビン・ダイボー
ເອົາບິນໄດ້ບໍ່
ビン=領収書。英語のBillから来ているようです
いくら?・お会計
いくら、と物の値段をきくとき。
「タオダイ」
と言います。
例1:これいくら?
アン・ニー・タオダイ
ອັນນີ້ເທົ່າໃດ
例2:タートルアンまでいくら?
パイ・タートルアン・タオダイ
ໄປທາດຫຼວງເທົ່າໃດ
量り売りだったりする場合は、単位当たりの値段を教えてくれます。
1kg10,000kip=ロー・シッパン ໂລສິບພັນ
3つで5000kip=サーム・アン・ハーパン ສາມອັນຫ້າພັນ
この答えを聞きとるのが、ちょっと難しかったりしますが……。
(数字や金額の言い方については、また後日まとめようと思います。
まあ、某指さし会話帳や地球の歩き方にも載っていますね)
レストランでお会計をしてもらうときは:
お会計!
セック・ビン
ເຊັກບິນ
他にもいくつか言い方はありますが、これが一番使いやすいかと思います。
とりあえず、使ってみよう!
発音の問題などあり、最初はなかなか通じにくいかもしれません。
でも、同じ言葉を3回ぐらい連呼したら、意外と通じたりするので、めげずに使ってみましょう。
他にも便利な表現を思いついたら、随時更新していきます。
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