ラオスに限らず、東南アジアの人は男女ともに、恋愛に積極的でしかも、けっこう浮気性なイメージ。
じゃあ、彼らにとっての「本命」と「浮気相手」の違いって、どこを見ればわかるんでしょうか?
今回は、実際にあったプチ修羅場をひきながら、その疑問について考えてみたいと思います。
こんにちは。ラオス人の女の子と同居しているちこです。
同居人の女の子・Kちゃんは今年22歳なんですが、その子を含め、周囲に比較的若い年代が多いせいか、恋愛ネタにことかきません。
もともと、恋愛に積極的で、「浮気性」なイメージのある東南アジア人。
以前、東南アジアの男は浮気性なのか、という記事の中で、男だけでなく女もけっこう「二股」を平気でする、という話をしました。
ラオスでも、その傾向は同じです。
この間も、浮気(二股)がらみでプチ修羅場があって、しみじみ、彼らの恋愛関係の自由さを思い知りました。
でもですね、彼らが単に「遊びたい」がためにそうなっているかというと、それも違うなと思うんです。
結婚を意識し始めるのが早く、20代前半には、恋愛するときにも「結婚相手としてOKか否か」を念頭に置いて、相手を見ている。
いってみれば、恋愛を楽しんでいる+常に婚活をしているような状態です。
複数にアプローチをするのは、当たり前。
日本でも、婚活中の人は複数の人と、同時進行で連絡をとったりしますよね。
そういう要素もあるのかな、と。
日本だと、それを他の人に匂わせたりはしないでしょうが、ラオスではかなりオープンです。
そのせいで、修羅場が起こることもしばしば…。
今回は、最近でくわした修羅場をネタに、じゃあ、彼らにとって「本命」と「遊び」あるいは「キープ」の違いはどこに現れるんだろう、というのを考えてみたいと思います。
「浮気?」にまつわる修羅場の実話
<登場人物>
K子:彼氏持ちだけど、キープ君が2-3人いる女の子。S男には、かなり本気の好意を抱いている。
S男:K子のキープ君。K子にかなり積極的にアプローチしている。
F美:S男のもうひとりのアプローチ相手。でも彼女未満。
I兄:S男の兄貴。
ちこ:私。
登場人物説明だけで、彼らの恋愛模様の奔放さがよくわかりますね(笑)
とある土曜の夜。
S男の友達を中心とした、6-7人のメンバーで部屋飲みをしていました。
K子、I兄、ちこ、その他何人か。(まだF美はいない)
途中、8時前くらいでしょうか。
K子が、ちょっと用事があるというので、一時席を抜けました。
すぐに戻ってくると言って。
S男は、しつこく「まじで戻ってこいよ」と約束させます。
で、K子ぬきで飲んでいたのですが、2時間たってもK子が戻ってこない。
S男「K子戻ってこないな…」
ちこ「遅いねえ。先に帰っちゃったんかな?」
S男「くそう、約束したくせして」
S男はかなり残念そうな様子。
やがて彼は「つまみを買ってくる」と言って席を立ちました。
入れ替わるように、K子が戻ってきます。
K子「ごめん、遅くなった~。S男は?」
ちこ「つまみ買ってくるって」
戻ってきたK子を交えて、飲み会はなごやかに続きます。
かなり経って、バイクのヘッドライトが近づいてきました。
S男が戻ってきたのです。
それを見たI兄がつぶやきました。
I兄「……ふたりいるな。女の子連れてきたんじゃないか」
ひきつるK子の顔。
K子「まさか……」
そのまさかのまさか。
S男はF美を連れてきたのです。
K子が戻ってきているのに気づいて、ヤバい、という表情を浮かべるS男。
F美の表情も硬い。
女の子もいる飲みだとは、聞いてなかったのでしょう。
この上なく気まずい空気が、その場に流れました。
I兄は裏でこっそり、S男を叱ります。
I兄「お前、馬鹿なことして」
S男「だって、K子がもう戻ってこないと思ったから」
I兄「空気ぶち壊しじゃねえか」
S男「……」
ちこ「I兄はあの女の子、知ってる?」
I兄「いや。話にも聞いてない」
とにかく、気まずい空気のまま飲みを続行します。
でも、F美は一緒に飲むのを拒否。
まだかなり若そうだったし、どうすればいいかわからなかったんでしょうね。
その態度が、ますます場を白けさせる。
結局、耐えられなくなって、K子が先に帰りました。
かなりショックだったと思います。
好意を抱いていた男が、他の女を連れてきて。
(まあ、自分も浮気してるんですが……)
F美とK子が、男を奪いあって喧嘩をおっぱじめるようなタイプじゃなくって、本当よかったです(笑)
S男にとっては、どちらが本命だったのか?
さてさて。
こんなプチ修羅場でしたが。
S男の本命がどちらだったのかは、はたから見て明らかです。
それは……「K子」。
友だちや兄貴のいる飲みに、最初から呼ばれていたのは彼女です。
一方で、F美のほうは、S男の兄貴も、その日初めて存在を知ったようでした。
つまり、周りの人へ積極的に紹介していたK子が、S男にとっての本命だったのでしょう。
(まあ、完全にご破算ですが)
この点については、他の浮気男たちも、共通して言うことです。
「本命じゃなきゃ、友達や同僚、家族に紹介したりなんてしない」
連絡の頻度という点では、彼らは本命に対しても、遊びの女に対しても、かなりマメです。
デートだって両方とする。
だけど、「結婚相手にふさわしい」と思える本命じゃなきゃ、自分にとって大事な人たちに、そうやすやす紹介したりはしません。
変な相手連れて行ったら、逆に怒られる。
(I兄も、F美のふるまいをみて、「こんな何も知らないガキと付き合ってどうするんだ」って呆れてました)
かなり親しい兄弟同士なんかだと、判定してもらう意味で、本命もキープも、両方紹介することがあるようですけどね。
言葉ではなく、ふるまいを見よう
あるラオス人の男友達が言いました。
「男の本音を知りたきゃ、ふるまいを見ろ」
これたぶん、世界共通なんじゃないでしょうか(笑)
ラオスにおいては特に、いい関係の男性ができた場合、
「家族や友達にちゃんと紹介されているか」
というのが、大きな判定ポイントになるんじゃないかと思います。
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ちなみに。
その飲みの席には、S男の上司のおじさんも来ていたのですが。
どう見ても妻子持ちだと思われるのに、酔ったノリで私の電話番号をしつこく聞いてきて、「連絡するね♡」とか言ってきやがりまして。
「くそう、やっぱりラオス人は浮気性なのか」
と改めて思った。なんて裏話もあります。
(後日、ほんまに電話してきたし)
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