世知辛い!現実的すぎる女性陣に対するラオス人男性の嘆き

国際恋愛・人間関係

先のバレンタイン、日本のあちこちでは、女性たちが男性にチョコレートを贈ったことなんでしょう。

 

ひるがえってラオス、バレンタインの日には、男性が女性に、花やぬいぐるみなどを贈ります。

また、その日にかこつけて、カップルであるいは友達同士でもみんなご飯を食べにいっていたようで、あちこちのレストランはいつにない繁盛具合でした。

 

 

さて、ラオスに限ったことでなく、東南アジア全般的にだと思いますが、「草食男子」の多い日本に比べると、こちらの男性はかなり積極的です。

周囲にいる友人なんかも、若い独身層は熱心に女の子にアプローチしています。

 

ですが最近、そんな彼らから何度か嘆きの声を聞きました。

それは……今のラオス人の女性は、「○○がないと口説けもしない」というものです。

 

結局世の中は、「お金」なのか

想像にかたくないと思います。

 

高校生など本当に若い人らはさておくとして、

結婚を意識するラオス人女性が男性に求める一番の条件、それは「経済力」です。

 

「貧困」「お金がなくて困る」という状態が、日本にくらべずっと身近なラオスです。

「貧乏は嫌だ」と切実に思っている女性はとても多い。

 

結婚しても、夫の給料だけでやっていくのが難しい場合が多いので、ラオスでは共働きが当たり前です。

それでも、結婚や出産など考えて、やっぱり夫にはメインで稼いできてほしいというのが、ラオスの女性陣の願い。

 

東南アジアって、「男が働かない」というイメージを持っている人もいるかと思うのですが、

「自分が家庭を守らなければ」という意識を持っている男性は、意外と多いものです。

(人によりけりではありますが)

 

そういうこともあり、女性が恋愛対象として男性を見るときには、しばしば、わかりやすい「お金」の象徴を求めます。

そのせいで、男性たちを嘆かせ、場合によっては、一気に恋愛対象からはずれることも……。

 

車がないとモテない

最近何人かの男性からこのセリフを聞きました。

 

「昔はホンダのバイクに乗ってたら、それだけで女の子にもてたのに。今は車がないと、相手にもされない」

「さらに将来は、車持ちってだけじゃダメで、ベンツとかいい車乗ってないとだめってことになるんだろうな…」

 

世知辛い世の中になった…っとため息まじりに言う彼らを見ると、ちょっと気の毒になります。

 

会ってすぐ仕事について詮索される

どんな仕事についているか、

給料はいくらぐらいか。

 

そういうことを値踏みされているのがあからさまにわかって、けっこう不愉快らしいです。

 

ある人は、ちょっと気になっていた女の子とご飯を食べていて、やっぱり仕事のことを詮索され、げんなりして、こんな対応をしたそうです。

 

「で、はっきり言ってほしいんだけど。どこで仕事してるの?」

「……実は俺、無職で」

「うそ。じゃあお金はどっから出てくるの」

「だから、俺金ないんだって」

「うそだ」

「ほんとだって。今日もおごってな」

 

それで相手の女の子は怒って、その後は連絡をとってこなくなったとか。

でも彼としても、そんな女は願い下げだったようですね。

(ちなみに、彼はけっこう稼いでいるほうで、実家も裕福だったりしました)

 

また、正直に答えたとしても、建設業など肉体労働系だとわかると、あからさまにがっかりされることもあるようです。

 

ある建設業をしている知り合いは、しばらくお寺の修復工事をしていたのですが、

女の子に仕事について聞かれて、「お寺で働いている」と嘘ではないが本当でもない答えを返していました。

お寺って言われると、なんだかそれ以上突っ込みにくいですしね。

 

給料をはっきり聞かれる場合も

もっとあからさまに、給料を聞かれることもあるそうです。

 

もともとラオスは、ただの知り合いや場合によっては初対面でも、気軽に給料を聞いてくる風潮があります。

私もよく聞かれて、答えに困ります。

 

だいたいは、「生きていけるだけのお給料はもらってるよ」って答えます。

あんまりしつこく聞いてくる人には、

「日本人にとっては、お給料を聞くのはすごく失礼なことだ」

ってはっきり言ってやります。

そうするとみんな、引き下がりますからね。

 

 

で、ラオスではそれが割と当たり前だとはいっても、嫌だと感じる男性もやっぱりいるみたいですね。

 

特に、ある程度稼いでいる人ほど、言いたがりません。

ある人は、給料を聞かれてこんな風に対応してやったことがあるって言ってました。

 

「で、お給料はいくらぐらい?」

男「10,000ドル。週3日勤務で」

「嘘だ、ありえない!」

 

ラオスで月収約100万円相当とか、まあ、ありませんからね。

もちろん、みんな信じません。

 

「正直に言ってよ。いくらなの?」

男「だから、10,000ドルだって」

「冗談言わないでよ」

 

でも、「ほんまやし」とあくまでしらを切る。

最後には、相手はあきらめて聞くのをやめるんだそうです。

 

現実的すぎる女性陣

こうした場合だけでなく、様々な場面で、ラオス人女性はかなり現実的な考えでもって、物事を判断する人が多い印象です

 

恋愛・結婚に関していうと、全員とは言いませんが、ある程度の「お金」「給料のよい仕事」がないと、見向きもしてくれないんだそうな。

 

金持ちの愛人をしている女の子も、情とかそんな問題ではなく、はっきりと

「若くてお金をもらえるうちに、もらっておく」

って言ってましたからね。

ここまで割り切って現実的だと、もう何も言えません。

 

それは極端な例だとしても、結婚を意識している女性は、できるだけ条件のいい男を捕まえたいと、多くの人が考えています。

その思惑が表に出すぎて、男性陣をドン引きさせることもあるようです。

 

男性をまずは条件で値踏みするのって、日本でもあるあるですよね。

特に婚活している人なんかは、やりがちなんじゃないでしょうか。

 

でも、稼いでいる男性ほど、そういうのを嫌がる傾向があるのは、日本もラオスも同じなのかもしれませんね。

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