先日、ビエンチャンからバスに乗って、タイのウドンタニ―へ遊びに行ったときのこと。
ウドンタニ―はタイの東北部<イサーン>のさらに北側に位置する小都市で、言語的にも文化的にも、ラオスと近いところがある街です。
朝、街を歩いていると、ラオスにもあるような朝ごはん屋台に出会いました。
地元の人がどんどんやってきて買っていく様子を見て、テンションがあがる。
「これは地元の名店に違いない!」
ということで、ラオスの味と比較しながら食べてみました。
ちなみに、お店の場所はここです。
UDタウンとMakroの間くらい、大きい道路から横道へ50mほど入ったところ。
メニューは4種。麺とパン。
その屋台で出していたのは、
・おかゆ「チョック」
・うどん風の麺「カオピアック」
・謎の「ゲーン・セン」
・小さなパンに具を挟んだ「カノム・パン」(具体的な料理名はわからなかった)
これは、ラオスによくある「カオピアック」と「カオチー・パテー」そっくりではないですか!
(詳しくは、ラオスの朝ごはん屋台の記事を参照)
一緒に行った友人は、昔バンコクに住んでいたのですが、「カオピアック」なんて見たことなかったって言います。
でも、ここウドンタニ―では、市場でも普通に売られていました。
「クイチャップ・セン」って書かれている。
さすが、イサーンのウドンタニ―ですね!!
テンションだだ上がり。
かなりわくわくしながら、
友人は「カオピアック」を、
私は、ラオスで見たことのない「ゲーン・セン」、
さらに「カノム・パン」を一皿たのみました。
値段は全部で80バーツ。
たぶん、麺が30バーツ、パンが20バーツなんでしょう。
「カオピアック」はあっさり目
ラオスの朝ご飯カオピアックとも似た、うどんのような太麺。やわらかめ。
豚の骨付き肉なんかは入ってなくて、お味はあっさり目。
「ヨー」というハムみたいなものが入ってました。
個人的には、箸ではなくてスプーンとフォークで食べさせられるところにも、タイっぽさを感じましたよ。
「ゲーンセン」はクイッティアオの春雨版
もう、見出しの通りの味ですが。
タイのクイッティアオによくある、甘めのしょうゆベースのスープに、春雨。
鶏肉や血の塊が入ってました。
「カノムパン」は、ラオスの「カオチー・パテ―」とは別物
作っているところをのぞくと、中にソーセージとか色々挟んでて、ラオスのものとも似ている!
……かと思いきや。
なんと、甘じょっぱいココナッツクリームに、豚肉を綿状に細かくしたものがかかって出てきましたよ。
こ、これは、おいしいのだろうか??
そう思いながら、おそるおそる一口食べてみると、口の中にココナッツクリームの甘みと、豚肉のしょっぱさと脂のうまみが広がる……。
何か、慣れない中華系スパイスも香ります。
ううーーむ。
なんというか、新境地の味。
珍妙だけど、これはこれで、慣れるとハマりそう。
友人曰く、中国にありそうな味わいだそうで。
パンは、昔日本の給食で出てきたようなコッペパンのミニ版。
軽くてちょっとぱさぱさ。
ラオスで一般的な、外はカリっと、中はふんわりのバゲットとは似ても似つかぬものです。
お味についていうと、個人的にはラオスの「カオチー・パテ―」に軍配があがりますな。
似てるけど似てない、ウドンタニ―の朝ごはん屋台!
距離的にも近くて、文化的にもラオスと似ていると言われるイサーンの街・ウドンタニ―。
朝ごはん屋台も似ているようで……でもやっぱり違いますね。
バンコクなんかとは違って、「イサーン」らしさがあちこちにありますが、それでもウドンタニ―はやっぱりタイだった!(当たり前)
ちなみに、屋台のおばちゃんに、
「なんでタイ語話せるの?」とか聞かれたんで、
「ラオスで働いてるんです」って言ったら、
「へえ~~、ラオス? へえ~~」
みたいな反応でした。
なんか珍しいもの見るような目で見られましたよ(笑)
タイでのラオスに対するイメージが垣間見えますね。
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