東南アジアの男は浮気性なのか~実は、女のほうがこわい?

国際恋愛・人間関係

「東南アジアの男性は浮気性だ」

 

そんなイメージを持っている人、いますか?

それって、本当なんでしょうか?

 


こんにちは。20代前半からラオスにどっぷりのちこです。

 

ネットでタイ人やフィリピン人など、東南アジアの男性との恋愛に関する情報を見ていると、「浮気性である」なんてコメントをしばしば見かけます。

 

私自身、ラオス人の彼氏がいたこともあります。

ぶっちゃけましょう。

 

浮気されたことありますよ。

 

 

ラオスに住んでいて、周りを見回しても、浮気・不倫に関する話はちょくちょく耳にします。

 

ラオスに限らず、タイやベトナムでも、浮気の話は聞きます。

だから、東南アジアの女性には嫉妬深い人が多いのだ、という人もいます。

 

 

浮気ってされると、やっぱり嫌なものです。

東南アジアの人とお付き合いを考えている人や、現に恋人がいる人には、とても気になる話題でしょう。

 

こういう話って、実際のところ「人による」という結論にしかならないのですけれど。

今回は巷の情報と自分の経験をベースに、ちょっと掘り下げてみたいと思います。

 

どこからが浮気?

ここでは、とりあえずラオスで見聞きする現地の人の恋愛状況を念頭に置いて、

「特定の恋人がいるのに、他の人にも意図的にアプローチをする(あるいはアプローチを断らない)こと」

とします。

 

体の関係があるかどうかは問いません。

 

タイは浮気ランキング1位!?

 

2015年に大手コンドームメーカー・デュレックスが発表した浮気ランキングによると、1位はタイで、浮気率は56%にものぼったそうですね。

 

これについて、詳しい情報を知りたいと思って、まずは「デュレックス 浮気ランキング」で検索してみました。

 

一番上に表示されたのは、Record Chinaの記事。「日本最大の中国情報サイト」だというところです。
そこから、ランキング1位だったタイに関するコメントを引用してみます。

 

1位はタイで、浮気率は56%だった。タイは歓楽街や性産業が盛んだが、そうした特徴と浮気の多さとの間に直接的な関係があるかどうかは判然としないものの、男尊女卑の傾向が強く、浮気はありふれた現象であり、愛人の多さが男性の社会的地位を示すことも影響しているとみられている

引用元:「浮気大国」トップ10発表、1位はアジアのあの国ーRecord China

 

へーーー。やっぱりというか、なんというか。

56%って、2人に1人と考えると、かなり多いように思えます。

 

もう少し調べると、このデュレックス社による調査結果は、「The Independent」というイギリスのオンライン新聞に発表されたデータなんだそうな。

 

そのIndependent系列の「indy100」というサイトに「These are the most adulterous countries in the world」というタイトルでその話がのっていました。

 

それによるとこの調査は、

未婚の女性を対象として、恋人以外の男性と身体の関係をもったことがあるかどうかを調べた」

とあるではないですか。

 

んん? 男の話ではないんや??
さっきの日本語サイトは、あたかも「男は浮気性」みたいな書きっぷりだったではないか?

 

さらに、別の英語サイト「Mirror」にもこの調査に関する記事が出ています。
その中では、タイが1位であることについて、

 

タイでは伝統的な「ミア・ノイ(愛人、お妾さん)」を含めて、不誠実な人が多い。
(中略)
マッサージ屋やクラブ、風俗店などでの男性向けの売春業も広がってきている

(筆者訳)引用元:Adultery: Which countries are most unfaithful?ーMirror

 

そして、この後に続けて、

 

しかし、2012年、デュレックス社による調査の結果、男性よりも女性のほうがより不義を働きやすい、ということが指摘されたとき、デュレックス社はタイメディアからの反発を受けた

(筆者訳)引用元:Adultery: Which countries are most unfaithful?ーMirror

 

おやおや、のっけから、タイトルにも冠した命題「男は浮気性なのか」が、揺らいできました。

「女は浮気性なのか」に変更するべきですかね、これは。

 

でも実は私も、この「女性のほうがより不義を働きやすい」という文章に、思わず、「うん、そうかも」とうなずいてしまったのです。

 

とはいえ、男が浮気をしないという意味ではありません。

結局ね、男も女もする人はするし、しない人はしないんです。

 

ただ、少なくともラオスでは、男と女の浮気の仕方はちょっと違うように感じられます。

あくまでも、私が見聞きした範囲の話ですが。

 

ということで、次の項ではラオスを例にとって、男女それぞれの浮気がどんな感じが、見てみましょう。

 

ラオスにおける浮気の例:男の場合

1.単なる遊び

恋人がいながら、他の女の子にアプローチする男は一定数います。

私の知り合いにも何人かいました。

しかしそういう人に聞いてみると、

「遊びで(ロム・リン・スー)」

「恋人は恋人、女の子は女の子」

という返事がかえってきます。

 

彼らの中で、本命はしっかりと決まっているようです。

あるいは、誰も本命がいないので、適当に遊んでいるか。

 

「彼女が傷つくと思わないの?」と聞くと、「まあ……」と濁します。

 

「恋人とばっかりいると、飽きてきて喧嘩が増えたりするから、ちょっと浮気したほうが彼女とうまくいく」なんて堂々と言う人もいました。

 

共通するのは「恋人はひとりだけ、他は遊び」という認識。

けっして二股や心移りしているのではないというのが、彼らの言い分です。

 

まあ、そんな言い訳、彼女には受け入れられないのですけれど。

 

(後日、この辺の話にからんだプチ修羅場についても書きました:遊びと本命の違い

 

2.不安や不満から

このパターンもいます。

 

どうも彼女は、自分を本当には好きじゃなさそうだ。

彼女は他の男からもアプローチされているのではないか?

といった不安。

 

あるいは、

今の彼女に好きじゃない点がある、恋人としてならいいけど、結婚はちょっと……

という不満。

 

となると、その不安をまぎらわせたり、ちょっと他の人と比較してみたい、という気持ちもわいてくるようです。

 

この場合は、よりよいと思える相手が見つかると、そちらが本命になってしまう可能性もあります。

 

ただ、浮気がばれた場合、よっぽど彼女に愛想をつかしているのでなければ、あっさりと浮気相手の女の子を切ることのほうが多いですが。

 

 

以上のような浮気の理由は、日本の男とそんなに変わらないように思えます。

 

ラオスにおける浮気の例:女の場合

1.不安や不満から

男の場合と同じパターンです。

 

2.割り切った「同時進行」

これがけっこう、多い。

 

ラオスに限らず、東南アジアの女の人は概して、現実的で割り切っています。

 

よりよい条件の男と結婚するために、恋人がいても、他の候補とも関係を続ける。

誰が一番「好条件」かを比べる。

 

好きという感情もありつつ、どこか冷静に「比較し、値踏み」もしているのです。

 

この場合の「条件」で重要なのは、ぶっちゃけ「経済力」

 

現在の仕事、給料から、貯金、車の有無、土地や家といった親の資産。

それに、性格や、何かどうしようもない欠点がないかなどが加味されます。

 

ある男友達は、付き合っていた彼女に、

「実はタイ人とも付き合っていて、彼のほうが(条件的に)納得できるから、彼と結婚することに決めた」

といった主旨のことを言われ、別れを告げられたそうです。

彼は、「そんなこと言われたら、俺には何も言えない」と、あっさり受け入れたと。

でも、やっぱり、傷ついていたと思います。

 

 

また、ちょっと状況は違いますが、金持ちや政治家の「愛人、ミア・ノイ」も、割り切った人が多いイメージです。

とある知り合いは、彼氏がいるのにもかかわらず、金持ちの愛人をしていました。

曰く、「だって、とりあえず、お金くれたり、物買ってもらえるから。儲けられるうちが花」と。

 

うーーん。そこまで割り切れる気持ちが、私にはわからない……。

だって、そんな、すごく貧困家庭の子とかじゃないんですよ?

愛人なんてしなくても、普通に生活できるはずなのに。

 

女の人ってこわい……。

 

(この辺のことについては、他の記事でも書いています:現実的すぎる女性陣への、ラオス人男性の嘆き

 

 

もちろん、一途な人もいっぱいいますよ。

 

やっぱり男も女も浮気性なのか?

結局ね、答えは「人それぞれ」なんですけど。

 

まあでも、日本人の感覚よりはみんなオープンだし、特に恋愛初期で同時進行するのは当たり前って感覚もあるので、その辺のおおらかさが、浮気したのされたのって問題を起こりやすくもしているのでしょう。

 

とはいえ、浮気の裏にも様々な心情が隠れているので、その辺を一歩ひいて眺められたら、また違う発見もあるかもしれません。

 

*くどいようですが、この記事の内容はあくまで個人の経験に基づいています。

浮気をするかどうか、なぜするのかは本当に人によりけりです。

 

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