運転注意! ラオスの危ない交通事情

ラオス旅行・生活

こんにちは。普段はバイクで通勤しているちこです。

 

ラオスをはじめとした東南アジアの国で運転していると、ひやっとすることがしばしばあります。

その地域ならではの特殊な交通ルールもあるし、他の車やバイクも、日本では見ないような、なかなかおもしろい動きを見せてくれます。

 

普通に、めちゃ危ない。

事故もすごく多いです。

 

でも、電車網が発達したバンコク等ならいざ知らず、東南アジアのほとんどの街では、車かバイクがないと、どこへ行くにも不便です。
なにしろ、公共交通が、バスくらいしかありませんから。

 

ドライバーを雇えるような立場の人ならともかく、一般庶民のわれわれは、おっかなびっくり、車やバイクのハンドルを握るしかないのです。

 

ということで、ラオスを例にとって、こちらで運転するときの注意事項をまとめてみました。

 

*おおむね、タイやベトナムなど、他の国でもあてはまることだと思います。

*ラオスやベトナムなど東南アジアの多くの国は右側運転、タイは日本と同じ左側運転です。

 

ラオスの交通ルール

基本的なところは、日本とさほど変わりません。
ですので、ラオスならではと思えるルールや状況だけピックアップしてみます。

 

右折自由

これは、初めて運転する人ならみんな戸惑うことでしょう。
信号のある交差点で、赤のときでも右折が可能です。

左から来る車に注意して曲がりましょう。

 

T字路での直進自由

T字路で直進する場合、信号があっても、基本的にみんな一時停止もしません。
本当は、緑の矢印が出たら直進OKってことだと思うんですけど。
このへんは、周りの様子をみて判断しましょう。

 

ラウンダバウト

 

ラオスでは信号のかわりにラウンダバウト式になっている交差点も多いです。
右側通行ですので、右側から入って反時計回りに通行します。

 

先に入ってきた車が、優先的に通行できる……はずなのですが、ラオスではみんなわれ先に行きたがるので、たまに三つ巴状態になって、どの方向も進めなくなったりします。

 

基本は譲っていったほうが、スムーズに通過できますが、場合によっては強気で押し込んでいかないと、いつまでも通れないということになりかねません。

 

市街の一方通行

ビエンチャン市街の中心部(観光客の多いエリア)では、ほとんどの道路が一方通行になっています。
慣れないと、行きたい場所に行きつけません
事前に地図を確認してから出かけましょう。

 

*急ブレーキに注意

相手の急ブレーキはさることながら、自分が急ブレーキを踏んだとき、後ろからあてられることがよくあります。

なぜなら、基本的にラオスの人は、車間距離がすごく短いから。

ですので、相手が急に止まっても急ブレーキの必要がないくらい、車間距離は十分とりましょう。
ただ、あけすぎると無茶な割り込みをされたりするので、難しいところですが…。

 

ドライバーたちの危ない行動

つづいて、ラオスで運転しているとでくわす、ひやっとする状況を紹介していきます。

 

右側運転なので、日本の場合と逆方向の状況を想像してくださいね!
(例えば、日本だと左からの飛び出し、左方向の巻き込みなどが起こりやすいですが、ラオスは逆の右になります)

 

横道からの飛び出し
特にバイクのおばちゃん(勝手なイメージ)。
絶対見てないやろ! っていう飛び出し方をする。
こちらが気をつけるしかないです。

 

右側からくるバイクの追い越し

普段運転していて、一番好きになれないのは、これかもしれない。
右へ曲がろうとしているときに、右から追い越しかけられると、かなりイラっとします。

ウィンカーも点灯してるやん!
見てないんでしょうねえ。

 

右側から一気に左折

特にバイクですね。
交通ルールを勘違いしている人がけっこういて、バイクは常に歩道側を走らねばならない! とでも思っているのでしょう。

 

左折するとき、前もって左に進路変更しておく、ということをせず、右側から一気に道路を横断して曲がろうとします。
いやいや、危ないから。

 

逆走

これも普通にあります。バイクはしょっちゅう、場合によっては車でも。
路地から出て右に曲がるときは、左の車だけでなく、右から逆走してくるバイクにも気をつけて。

 

バイクの歩道走行

ラッシュ時、信号付近の渋滞を回避しようと、バイクはしばしば歩道を走ります。

特に危ないのが、歩道から車道に降りようとするバイク。
朝晩のラッシュ時には、歩道の状況にも注意しましょう。

 

信号無視

特に、夜9時以降くらい、交通量が減ってくると、みんな信号で止まりません。
次に説明する飲酒運転もあいまって、ルール無視しまくり。
ですので交差点では、信号が青だったとしても、十分に左右を確認しましょう。

 

飲酒運転

仕方ないのはわかります。だって、夜になると交通手段が本当にないですからね。

 

でも、やっぱり危ないです。
本人は大丈夫と思っても、注意力・判断力は落ちていますから。

 

それで事故をおこした知り合いもいます。

 

夜になると、周りのドライバーも酔っぱらいが多く、昼間以上に運転が荒いです。

ラオスで車やバイクを持っていて、お酒を飲む人なら、やってしまう機会があるかもしれまんせんが、くれぐれも気をつけて。

(本当はだめですよ)

 

オラオラ高級車

これは交通ルール違反ではありませんが……。

 

背後から、重厚なマフラーの音を響かせて、猛スピードで近づいてくる高級車。
ミラーにうつるナンバーを見て、ぞろ目だったりすると、完璧。
こちらはお金を出せばきれいな数字のナンバープレートが買えるので、ぞろ目ナンバーは、確実に金持ちの車です。

 

成金か、政治家の息子か、正体は知りませんが、けっこういます。

たいがい、運転が超強気です。オラオラ系。

 

すごいスピードで接近してきて、ものすごくあおられます。
そして、無茶な追い越しをしかけてくる。めっちゃ怖い。

 

こういうのに出会ったら、すみやかに追い抜かしてもらうのが得策です。

 

危険いっぱい、ラオスの運転事情

以上のように、ラオスで運転するとき、日本にはないような危険がいっぱいです。
それに、海外で私たち外国人が事故を起こすと、対応も大変。

 

こちらで運転するときの極意は、

”他のドライバーを絶対に信用しない!”

これにつきます。

 

日本の3倍くらい注意して運転しましょう(自戒をこめて)

 

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