東南アジアを始めとした、熱帯の街でよく見かける花を紹介するこのシリーズ。
今回は3種類目として、ブーゲンビリアをご紹介します。
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庭先を彩る、ブーゲンビリア
Bougainvillea spp.
オシロイバナ科の蔓または低木で、赤やピンク、白など様々な色の花を咲かせます。
花はほぼ年中見られますが、雨の降りはじめる2月から乾期の初めごろまでが、一番の花盛りです。
原産地は中央アメリカから南アメリカらしいですが、東南アジアでも広く植えられています。
ラオス語名は、「ドーク・チア(ດອກເຈ້ຍ)」、「紙の花」という意味です。
花が薄くてくしゃっとしているのが、薄い紙のようだからでしょう。
ラオスでは、民家やレストランの庭先や、お寺などにもよく植えられていて、街中のあちこちで見かけます。
葉は卵型で、茎にはまばらにトゲがあります。
濃いピンクの花をよく見かけますが、他にも、
薄いピンクや、
白、
オレンジ色など、様々な品種を見かけます。
たまに、葉っぱに斑入りのものまでありますね。
花に見えるのは、花じゃない!?
ただし、花びらのように見えるひらひらした部分は、実のところは花ではないのです。
この写真では、真ん中にある小さな白いものが花、周りにあるオレンジ色の部分は葉が変形したもので、「苞」と呼ばれます。
普通、3つの花を3枚の苞が取り囲んでいますね。
なんにせよ、色とりどりで庭先や街角を彩るブーゲンビリアは、見かけるだけで明るい気持ちになれる気がします。
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